ブレーキのバックプレートを交換しました

ピーシーエスブログをご覧の皆様おはようございます。
日々出張サービスマンとしてフォークリフトの出張修理、点検を行っているのですが
普段なかなかやらないブレーキの修理を致しましたので
ブログで紹介をさせていただきます。

今回修理したのはブレーキのバックプレートの交換です。
このバックプレートとはいったい何なのか?

ドラムブレーキにおけるバックプレートの役割は、
ブレーキシューやホイールシリンダー等の保持、異物や水の浸入を防ぐといった
構造上必要不可欠でブレーキの内部を守ってくれている頼もしい奴なんです。

まずはタイヤ、シャフト、ブレーキドラムを取り外したら破損したバックプレートとご対面です。
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下側が変形してしまっておりこのままでは水が跳ねて
ブレーキ内に水が入ってしまいブレーキがさびてしまいます。
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続いてホイールシリンダーやブレーキシュー等
全て取り外して取り付けナットを緩めてバックプレートを取り外します。
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(この時ブレーキシュー等は付いていた向きなど
分かるように置いておくとブレーキ組みつけの際に便利です)
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こちらが新品のバックプレートになります。
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バックプレートを取り付けてブレーキシュー等を組みつけていきます。
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組み付け終わったらブレーキドラムを取り付け、
ブレーキフルードを補充しブレーキのエア抜き作業を行っていきます。

エア抜きの作業はブレーキの効きに直結する大切な作業なので慎重にエアを抜いていきます。

エア抜き作業が終わりましたらブレーキシューの張りを調整して、
シャフト、タイヤを取り付けて試運転をしブレーキの効きに問題が無ければ修理は完了です。
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この修理は以前に特定自主検査をさせていただいた際に
発見した破損であり今回修理を実施させていただきました。

ブレーキのバックプレートはタイヤの裏側にあるため普段は目に入らず
非常に気づきにくい箇所であり気づかずにいたら
ブレーキ不良による事故を起こしていたかもしれません。

この記事をご覧になってウチもフォークリフト使っているけど
フォークリフトの点検や整備をしていないと思った方はいらっしゃいませんか?
是非一度フォークリフトの特定自主検査をお勧めいたします。
フォークリフトの特定自主検査は労働安全衛生法で定められており
フォークリフトや建設機械は1年に1度検査を実施することが義務付けられています。

建設荷役車両安全技術協会ホームページ

http://www.sacl.or.jp/info/tokuzi/

フォークリフトの特定自主検査を実施することで今回のように破損箇所を発見し
修理をすることでフォークリフトによる事故等を事前に予防することができます。

フォークリフトは使っているだけで点検や整備のことは何も分からないとご心配の方!
そんな時はフォークリフトのスペシャリストのピー・シー・エスにお任せください!
ピー・シー・エスはフォークリフトの検査資格を持った
プロのサービスマンが多数在籍しておりますので
フォークリフトの出張修理、点検等フォークリフトのお悩みやご相談を解決致します。

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本日のブログは埼玉営業所出張サービスの渡邊がお届けいたしました。